釣行日データ
釣り人釣り人 | 森 正和 | 釣行日時 | 2022年3月12日 |
場所 | 長崎県 上五島有川 | 天気 | 晴れ |
潮 | 長潮 | 使用船 | 潮騒 |
コロナ蔓延防止明けの3月12日、長崎県上五島有川(相ノ島)へ釣行しました。
今年の初釣りで大漁だった名礁(相ノ島:平瀬)に渡礁したかったですが、春の南風の影響で沖磯はNG。
残念ながら地磯の「カキの下」への渡礁となったため、数・型狙いの釣りから腕試しに目標変更です。
1日分のマキエの配合はオキアミ生2角、「アミパワーグレスペシャル」1袋、「グレパワーV9徳用」1袋。
付けエサは「くわせオキアミV9」(L)、「くわせオキアミスーパーハード」(L)を使用。
マキエを練る時、海水に触れたが思わず「冷たい!!」と声がでる程、水温が低下していました。
この日の気温は22度でしたが、海の中はまだまだ冬です。
その上、海の水は透き通り(眺める分には綺麗だが)釣りには適さない状態。
案の定、足元にマキエを打つも、視認出来る5~8mまでエサ取りが1匹も見当たらない「生態反応無し」。
しかし、ここからは腕の見せ所です?
通常のグレ釣りのセオリ―(マキエで浮かせ、出来るだけ軽い仕掛けで)を捨て、海底で静かに捕食しているであろう、水温変化に強い良型グレにロックオン。
マキエの粉を補充し硬めて、重めに練り上げます(マルキューの配合エサは水加減・練り具合で色々な状態に仕上がります)。
ウキは-G2(水中ウキ)と、0号(アタリウキ)の二段ウキ。
ウキ下(3号鉛で底取りして水深確認)は15m。
マキエの沈降速度を確認し、10mに達したと思うタイミグで仕掛けを入れ15m底でマキエと付けエサを点で合わせる難易度MAXの釣りを試みました。
風や潮の流れ、仕掛けを入れる場所が数cmズレるだけで、何分流しても付けエサが冷たくなって上がって来ます。
それでも10投に1回は付けエサが無くなるがウキは無反応です。
最後の手段は、イメージで掛け合わせ。
10回に1回の確率で同調する仕掛けをカウントし自分で決めたカウントで掛け合わせ。
イメージで掛け合わせをやることで、7回目で遂にハリ掛かりしました。
針に掛かってからは喰い渋りが嘘の様な強烈な引き!
ハリスが細いため、無理は出来ません。
竿とラインの強度ギリギリでやり取りして浮かせたのは、45cmのGoodサイズ。
価値ある1匹を手にする事が出来ました。
その後も食い渋りは続き、納竿前の潮替わりに同じ釣法で43cmをゲットし終了。
シーズン爆釣も楽しいですが、難しい中を組み立て結果を出すこともグレ釣りの醍醐味です。
使用した配合エサ&付けエサ
「アミパワーグレスペシャル」(1袋)+「グレパワーV)徳用」(1袋)+オキアミ 2角(6kg)+海水 適量
「くわせオキアミV9」Lサイズ、「くわせオキアミスーパーハード」Lサイズ
仕掛け
竿/がま磯グレ競技スペシャルⅣ 1.5-50(がまかつ)、リール/BB-Xテクニウム2500(シマノ)、道糸/トリビュート磯 フロートタイプ 1.5号(バリバス)、ハリス/ハードトップTiNICKS 1号(バリバス)、ウキ/ツインフォースR L 0/-G2(釣研)、ハリ/グランZEEKグレ競技フカセ 3号(バリバス)
釣りをした人
森 正和(もり まさかず)フィールドスタッフ
ホームグランドは長崎県五島列島・大分県米水津。
グレ釣りトーナメント発祥団体であるJFT(日本釣り技術振興評議会)の九州支部長として若きトーナメンターの育成と自身の夢である尾長グレ(ナナマル)を求め男女群島・南西諸島に挑む永遠の太公望。
自然・魚・仲間との「一期一会」を大切に。
福岡県北九州市在住。自身のインスタグラム:tsuri_dohji
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