型揃いの数釣り堪能! 重要なマキエと付けエサの選択〜長崎県ガニ瀬

グレ・クロ

釣行日データ

釣り人金澤 勇斗釣行日時2022年1月10日
釣り場長崎県西海市
ガニ瀬5番
天気晴れ
小潮使用船三平丸

今年2回目の釣行は、地元佐世保市の相浦港から出港し、西海市沖エリアへ。
このエリアは大きく分けて「片島」と「ガニ瀬」に分かれており、この時期はどちらも大型の口太グレが狙えます!
釣行日の数日前も40後半から50cmまでの口太グレの釣果があったとのこと。
期待に胸を膨らませて、船に乗り込みました。

今回は「ガニ瀬の5番」へ。
この磯は釣り場が低く、潮位が高いと満潮時は渡礁できない沈み瀬となります。
この日はウネリもなく潮位も低いことから、1日安全に釣りができるとの船長判断でポイントを選択しました。

出港後30分ほどで、ポイントに到着。
まずはマキエの準備です。
今回は半解凍のオキアミ6kgに「グレパワーV9スペシャル」、「アミパワーグレスペシャル」、「超遠投グレ」をセレクト。
私は寒グレを狙う際、なるべくオキアミの原型を保つようにしています。
活性が低いグレは、オキアミがヒラヒラと沈下する姿に興味を持ち口を使うのではないかと考えているからです。
さらに「アミパワーグレスペシャル」にはMSP(マルキユーシンクロペレット)が配合されているため、グレの視覚を刺激し食いを促進できます!
活性が低い寒グレ時期は、いかにマキエでグレの活性を上げるかが重要なポイントの1つです。

午前7時釣り開始。
まずは上層から竿一本までのタナを、ウキをゆっくり沈めながら狙います。
2〜3投仕掛けを打ち返しますが付けエサは残ったまま。
次は魚に興味を持たせ、できるだけ浮かせるために先打ちマキエを10杯程度打ちます。
時間差で仕掛け投入。
ギリギリ見える程度までウキを沈右手から道糸を少しだけ張って待っていると、ゆっくりラインが走りヒット!
ずっしりとした重みが竿に乗りました。
良型を確信!

すでに深いところまで潜っていたため、慎重に寄せます!
魚も必死に抵抗しますが、何とか無事に上がってきたのは40cmオーバーのグレ!
いきなりの良型に大満足!
付けエサはハリのサイズをダウンしたタイミングで「くわせオキアミスーパーハード L」から「くわせオキアミスペシャルM」に変更しました。
食い込みは抜群です!

その後も同じようなパターンでポツポツとグレがヒット!
食いが持続するようにマキエの投入量の増減を意識し、休憩も入れつつ昼までには10枚ほどキャッチできました!

お昼を過ぎると徐々に潮が速くなって、難しい展開へ。
ガン玉を打ち対応しますが、仕掛けが深く入り過ぎると、イサキやチヌまで釣れてしまう状況となったため、なるべくラインの張りを保つことで、仕掛けが入りすぎないよう調整。
また、ウキから下のハリスにも張りを持たせ、微アタリを見逃さないために、付けエサを「特鮮むきエビ」に変更しました。
この変更が功を奏し、本流の中でやっとグレをキャッチ!
サイズは40cmに届かなかったものの、難しい中で本命を仕留める楽しさがグレ釣りにはありますね!
試行錯誤を重ねて、その後も5枚ほどグレを仕留めることができ午後3時に納竿しました。

この時期にしては珍しくグレの数が出て、今回も大満足な釣行となりました!
寒グレ時期はマキエ、付けエサの選択はとても重要です。
ちょっとした変化が大きく釣果を分けるので、色々な種類を試しましょう。

使用した配合エサとツケエ

「グレパワーV9スペシャル」(1袋)+「超遠投グレ」(1袋)+「アミパワーグレスペシャル」(1袋)+オキアミ6kg(3kg×2枚)+海水 適量

仕掛け

竿:がまかつ /デニオス 125-50、リール:シマノ/BBXハイパーフォース2500DXXG、道糸:サンライン/マスラードⅡ 1.5号、ハリス:サンライン/松田スペシャル競技ブラックストリーム 1.75号、ウキ:釣研/ゼクトα 02 or 03 、ハリ:がまかつ /掛かりすぎ口太 4or5号

金澤 勇斗(かなざわ ゆうと)フィールドスタッフ
ホームグラウンドは長崎県の磯。
幼少時からグレ、チヌをメインにフカセ釣りを楽しむ。
近年はグレ釣り大会への参加にも熱心、日々釣り技術の向上を図っている。
長崎県長崎市在住。
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