2019年の幕開けは大ピンチ?瀬替わりしてからの拾い釣りで納得の初釣り〜大分県米水津

グレ・クロ

 釣行日データ 

釣り人 福本 勉 釣行日時 2019年1月2日
釣り場 大分県佐伯市米水津地の観音 天気 晴れ
若潮 使用船 えびす丸

2019年の初釣りで大分県米水津へ。
深夜にA級磯である鶴見半島の「シオフキ」に上礁したものの、一投目から思わぬ難敵が登場。

その難敵とは…、アジ!

15〜20cmクラスのアジが、どこに投げてもツケエを追いまくる悲惨な状況…。
貴重な初釣りなのに…。

というわけで、朝一の見回り便で即座に瀬替わり。
たまたま空いていた「地の観音」へと移動した。

「地の観音」は上げ潮のポイントなので、空いていたのだろう(これまで下げ潮)と思っていたら、すぐにその考えを覆すあの魚がここでも登場。

そうです、アジなのです…。

ここでも一投目でアジが登場したので背中から冷や汗が吹き出しましたが、その後はときどき姿を見せるだけで、アジの数は「シオフキ」よりも控えめ。
「不幸中の幸い」ということで気をとりなおして仕掛けを打ち返す。

仕掛けの遠投と、マキエ・ポイントのローテーションでなんとかアジを避けながら狙うと、ときどきクロらしきアタリを捉える。
何度かアワセを入れるもののハリ掛かりしないので、ウキを浮かせ気味にして微アタリ攻略を試みる(これまで沈め釣り)。

すると、なんとか中型グロを複数枚掛けることに成功した。

初釣りを一緒に楽しんだ的場さん。

この勢いで本命の上げ潮に突入、クロの数釣りを期待したものの、潮切れが悪く思うように数を伸ばすことができなかった。

それでも、お正月の食卓を賑わせるのに十分なクロの数を確保。

出足こそアジの登場で不穏な空気が流れたが、終わってみれば納得のできる釣果を得た2019年の初釣りだった。

 使用した配合エサ 

「グレパワーVSP」(2袋)+「爆寄せグレ」(1袋)+オキアミ 9kg(3kg×3枚)+海水 適量

粘りがあるもののヒシャク離れがよく、遠投力のある「グレパワーVSP」のおかげで真冬の季節風が吹き荒れてもなんとかマキエをコントロールできた。
『M.S.P(未来型<超摂餌ペレット>)』やフェロモン系特殊誘引剤『ウルトラバイト・アルファ』が配合されているので、集魚力の高さも大きな魅力。
「爆寄せグレ」は、米水津釣行時に必ず配合。その理由は、縦に広く拡散するから。米水津のグレのタナは上下に変わりやすいので、スピーディーに対応する狙いがある。

 使用した付けエサ 

「グレパワーVSP」を、粉ふるいにかけて選別した細かい粒子と生オキアミにまぶしたものをツケエとして使用。
新しい集魚剤が出るたびに同じ方法でツケエを作って試すが今回の「グレパワーVSP」を材料にしたオリジナルツケエの出来はGOOD!

 仕掛け 

タックルワンポイント

高重心ウキ「ショクニンカタギ」(ザクシス)を使用。ウキとウキゴムでアタリを見て、クロにアプローチした。なお、ガン玉を打つときは常に2つ打つ。
「ガン玉を分けて打てば、仕掛けに張りを確実に作ることができる」(福本さん)。

福本 勉(ふくもと つとむ)フィールドスタッフ
ホームグラウンドは大分県の磯、
堤防。週末にフカセ釣りを楽しむサンデーフィッシャー。
最近は大分市内の手軽な釣り場でのチヌ釣りを研究中。
大分県大分市在住。
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