大会前のプラ釣行、しっかり足止めできるマキエが有効か?〜長崎県北九十九島

チヌ

釣行日データ

釣り人釣り人百合野 崇釣行日時2024年2月11日
場所長崎県佐世保市
北九十九島
天気晴れ
大潮使用船石井釣りセンター

大会のプラのため、長崎県の北九十九島へ。
上礁したのは、永ノ島の「石積みワンド奥」。

事前情報では、水温が例年より高めのため、厳冬時期も比較的チヌが釣れており、また、回遊のチヌがノッコミに向けてぼちぼち接岸しているとのこと。

大会のプラのため、いつものネリエ通しではなく、「くわせオキアミ食い込みイエロー」(L)と「食い渋りイエロー」を交互に変えて魚の反応を確認しました。

さて、大潮の影響なのか開始から少し潮が速く、仕掛けが安定せずツケエが残ってくる状況が続きました。
しかし、たまに底潮が緩む時に、「くわせオキアミ食い込みイエロー」でチャリコやフグがヒット。
今時期のチャリコはチヌが釣れる前兆であることが多いので、要注意。
長めに流して仕掛けを回収すると、予想通りにキンクが発生。
時合いは、潮が弛んだ時と判断し、確実にツケエがマキエの帯に入るように、しっかりポイントを作って、「食い渋りイエロー」でアピール。
潮が緩む瞬間の短い時合いでしたが、確実に何かしらのアタリがあり、51cmと45cmの2枚を釣ることができました。

また同行した釣友もチヌの釣果があり、3人とも全員安打を達成!
ある程度永ノ島の状況が把握できたので、見回り便に合わせて別のポイントに移動することに。

2ケ所目は、私自身も初めての釣り場の「前島南」。
沖に養殖生簀があり、いかにもチヌが居そうなポイントです。
ただやはり、大潮の影響か、島の水道だからなのか、しっかり潮が動くため、うれしい外道のマダイが連発。
40cm前後のため、釣り自体は楽しめますが、チヌが入る隙間がないほどアタリ続けました。
そんな中、釣友の世良田君、藤戸さんが共に60cm前後のマダイを釣り上げました。
魚自体の動きは良いため、潮が小さい時に入ればチヌが釣れそうな感じを受けて納竿としました。

この日は、私の主力付けエサであるネリエの「食い渋りイエロー」、オキアミだと「くわせオキアミ食い込みイエロー」の2種類のみで、北九十九島の海はどういう反応なのか確認しました。
私なりの感じたM-1北九十九島予選の攻略方法は、

  • 時合いが非常に短い中で、しっかり足止めできるマキエが必要。
    オススメは、「チヌパワームギスペシャル」、「爆寄せチヌ」、「ニューチヌパワーダッシュ」など固形物が多めの配合エサが必須。不安な場合は、「ムギコーン」を追加も○
    また、撒き餌をしっかり溜めたいため、「チヌパワー激重」や「湾チヌスペシャルⅡ」など比重の高い配合エサも効果的。
  • ネリエでもオキアミでもどちらでも釣れるが、型はやはりネリエに分がある。
  • チャリコ、マダイが多い場所は「荒食いブラウン」が有効。
  • 底潮がよく動く場所は、チヌが少し上ずる傾向がある。
    アタリ無くキンクする時は特に注意。
  • 水温がまだまだ低いため、雲から抜けた太陽の日が差し込んだり、体が暖かく感じた時はチャンス。

みなさんに参考にしていただければ、幸いです。
2024年の春のチヌ釣りシーズンの本格化が楽しみですね!

使用した配合エサ

「チヌパワームギスペシャル」(1袋)+「チヌパワーV10白チヌ」(1袋)+「チヌパワー激重」(1袋)+オキアミ1角(3kg)+海水 適量

使用した付けエサ

仕掛け

竿/鱗海スペシャル 1号-53(シマノ)、リール/ハイパーフォース3000DXXG(シマノ)、道糸/PEライン/ 0.8号、ハリス/フロロカーボン/1.5号(東レ)、ウキ/大知ウキ 0シブ(大知うき)、ハリ/勝負グレ 6号(金龍)

釣りをした人

百合野 崇(ゆりの たかし)フィールドテスター
ホームグラウンドは山口県、長崎県、大分県のチヌ釣り場。
季節や状況に合わせて、広範囲のチヌ釣り場へ足繁く通うのがモットー。
練りエサを駆使してのチヌ釣りを得意とする。
山口県在住。
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