大分県大入島で春チヌ前哨戦?お土産にうれしい中アジ&45cmアップの大型チヌ登場!

チヌ

 釣行日データ 

釣り人 百合野 崇 釣行日時 2019年2月3日
釣り場  大分県佐伯市大入島堀切 天気 曇り
中潮 使用船 大入島観光フェリー

九州北部に春一番が吹いた2月3日、瀬戸内や長崎は強風・大雨のため竿出しが厳しい中、大分の佐伯付近だけ九州山脈が遮るのか、雨風が非常に弱い予報だった。
そこで、冬のチヌ釣りに定評のある佐伯市沖の大入島への釣行を決め、後輩でもある釣友の乗秀君と世良田君の三人で出撃した。

大入島には多くの港があり、風向きによって必ず竿出し出来る釣り場が多数存在する。
また、近くに河口や温排水を出す工場地帯があるなど、チヌが好む環境が揃っている。
なによりも55cmはおろか、60cmアップも狙える夢の島でもある。

この日は春一番を思わせる強い南風が吹き荒れていたので、北向きの釣り場である堀切でスタートフィッシング。
南風を背中から受けて比較的快適に釣りができるのに加えて、もうひとつうれしいことがある。
それは、最近まで良型アジが釣れているということ。
この時期の大分のアジは特に美味しいことから、「ぜひともお土産にしたい」と三人で意気込んだ。

さて、北向きの釣り座の地形は、東側の橋の地寄りで水深10m、西側の沖で15mぐらいまで深いイメージだ。
海底のほとんどが砂地で、根掛かりする心配はなさそう。
開始から間もなくは、魚の動きを把握するため、仕掛けがゆっくり沈む軽めの仕掛けをセレクト。
浅ダナから海底まで何度も仕掛けを沈めてみたもののダンゴはおろか、オキアミも丸ごと帰って来た。
マキエが効いて、潮が来るのをしばらく待たねば…。

マキエをしばらく打ち込んだおかげで、だんだんと魚の気配を感じられるようになった。
まずは中層付近で念願のアジが登場!
しかし、サイズは20cm前後でお土産にするにはちょっと寂しい。
底付近を狙えば、アジのサイズアップができるのでは?

そこで仕掛けをこれまでのウキ沈め釣りから、ツケエを一気に海底まで落とせる高速スルスル仕掛けに変更した。
すると、狙い通りに25〜30cm級のお刺身サイズの中アジを連発できた。


このときにアジがよく反応してくれたツケエが、「くわせオキアミスペシャルチヌ」(マルキユー)
アジ釣りにはオキアミが必須だが、その中でも「くわせオキアミスペシャルチヌ」に含有されている『ウルトラバイト・アルファ』がアジとの相性がよいと感じた。
しばらくアジの数釣りを楽しんでいたが、突然そのアタリが止まる。
これは何かが起きるかも???

オキアミとネリエをローテーションしながら様子を探る。
2月だから、低水温期に比較的食い込みのよいオキアミを多めに仕掛けを打ち返す。
すると、手元にダイレクトに響き渡る、チヌ特有のアタリを捉えた!
元気一杯のトルクのある引きを楽しんで浮かせたのは40cm後半、大本命のチヌであった。
ヒットエサは、「くわせオキアミスペシャルチヌ」
『ウルトラバイト・アルファ』は食い込みが渋くても使っているうちに、その味を覚えたチヌの食い気をかなり刺激してくれると感じる。
冬から春にかけての低水温期のチヌ釣りには絶対に欠かすことのできない、本当にスペシャルなツケエだ。

これを合図に後輩2人にもチヌがヒットしてくれた。

良型チヌを釣った乗秀さん

チヌを釣って笑顔の世良田さん

ネリエでも反応があったものの、この日のチヌには「くわせオキアミスペシャル」が当たりエサであった。
この日は沖側の水深がある釣り座のほうが、アジやチヌの反応がよく、浅い釣り場は低水温によく釣れるウミタナゴ、根魚が多い1日となった。
なお、ウミタナゴがコンスタントに釣れる場合は、チヌが釣れた経験がほとんどないので、もっと水深がある場所にポイントを移動することをオススメしたい。
深場の釣り座を後輩二人とローテーションしながら、みんなで竿を曲げて楽しく1日を過ごすことができた。
堀切では近くにトイレや食事ができる食彩館(牛すじカレーがオススメです)があるので、ファミリーフィッシングにもオススメ。
アジやチヌを狙いに、大入島へ釣行しませんか?

 使用した配合エサ 

「爆寄せチヌ」(1袋)+「チヌパワーV10白チヌ」(1袋)+「チヌパワー激重」(1袋)+「チヌパワースペシャルMP」(半袋)+「ニュー活さなぎミンチ激荒」(1袋)+オキアミ 3kg(3kg×1枚)+海水 適量

深場を意識した配合エサをチョイス。
その中でも特に深場向けの配合エサが、「チヌパワー激重」。10秒間に約3.4mの沈下速度は、マルキユーのフカセ釣り用配合エサの中でも最速だ。
白系の濁りがチヌの視覚にアピールすると百合野さんは考えていることから、「チヌパワーV10白チヌ」は一年を通して必要としている。
他は荒い粒子と集魚力を重視したセレクト。

 使用した付けエサ 

この日の当たりエサは「くわせオキアミスペシャルチヌ」。チヌにもアジにも、その威力を存分に発揮してくれた。
「くわせオキアミスペシャルチヌ」に含有されているフェロモン系特殊誘引剤『ウルトラバイト・アルファ』は、魚が食べレバ食べるほど食い気を刺激してくれると感じる。
ネリエは、現代のチヌ釣りでは必須アイテム。その中でも「高集魚レッド」と「食い渋りイエロー」は特にお気に入り。

 仕掛け 

タックルワンポイント

ツケエを中層から海底までゆっくり沈めるのが基本。状況に応じてガン玉を追加し、海底付近をダイレクトに攻めた。

 釣りをした人 

百合野 崇(ゆりの たかし)フィールドスタッフ
ホームグラウンドは山口県、長崎県、大分県のチヌ釣り場。
季節や状況に合わせて、広範囲のチヌ釣りばへ足繁く通うのがモットー。
練りエサを駆使してのチヌ釣りを得意とする。
山口県在住。
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