釣行日データ
釣り人 | 宮原 浩 | 釣行日時 | 2019年5月2日 |
釣り場 | 長崎県松浦市 鷹島神崎 |
天気 | 晴れ |
潮 | 中潮 | 使用船 | — |
令和元年の10連休の中日、午後から時間が空いたのでちょっとだけチヌ釣りを思い立ち、松浦市高島、神崎へと向かいました。
釣り場は足元から沖までずっと浅く、足元で水深2mあるなし、沖でも4mもないほど(満潮時)。
そんな場所ですが今時期は特に、チヌの数釣りの実績があります。
根掛かりをしないできっちり海底を狙えるように、仕掛けは半遊動。
タナ設定は3m強。
狙うポイントは竿2本ちょっと沖にして、そこへマキエを集中して打ち込んで魚を集めます。
さて、小魚もチヌもマキエで集めまくって、その中からチヌを抜き出すのがチヌ釣りのセオリーですが、なぜか普段と調子が違います。
オキアミを使っても、練りエサを使っても、付けエサが残るのです。
海水温が順調に上昇しているはずなので、マキエを打てばあらゆる魚が喜んで集まるはずなのに???
しばらくは、魚の活性の上がる時合いまで辛抱してマキエを打ち込まねば…。
15時の干潮から上げ潮に替わって左沖方向へ、チヌが釣れそうな雰囲気の流れが。
16時頃、ウキが微妙に傾いて魚の気配を伝えてくれました。
仕掛けを回収すると、付けエサのオキアミが魚の食み跡で潰れていました。
この食み方は、おそらくチヌ!?
その後、数投打ち返すと、またもやウキに微妙なアタリが。
先ほどは様子見して終わりましたが、今度はラスト・チャンスだと判断し、糸を張って誘いを入れました。
すると、ジワジワとゆっくり、ウキが沖へと引き込まれます。
竿先にしっかり乗るのを確認してからアワセを入れると、想定外の重量感とパワーが手元に伝わりました。
水深が浅いため潜ることなく、爆発的な推進力で魚は沖へと向かいます。
渾身の力で竿を曲げて徐々に足元へ魚を寄せて海面に浮かび上がったのは、グッド・プロポーションのチヌでした(タモ入れ後の測定結果は52cm)。
使用エサは、「くわせオキアミ食い込みイエロー」。
海中で目立つと言われている「くわせオキアミ食い込みイエロー」ですが、私の経験上、意外と目立たないと思うことが多々あります(他のオキアミ系付けエサに比べると、「くわせオキアミ食い込みイエロー」だけエサ持ちが良いときがある)。
付けエサのアピール力の強さが釣果の決め手になりがちなチヌ釣りですが今回は、自然環境に馴染んだ目立たないツケエにチヌが反応したと私は解釈しています(チヌの個体数が少なかったので)。
この日の釣果は夕方までの4時間でチヌを1枚のみ。
チヌの数釣りはとても楽しいですが、貴重な1枚を釣り上げるのもチヌ釣りの醍醐味の一つ。
わずかなチャンスをモノにできた快心の釣行となりました。
使用した配合エサ
「ナンバー湾チヌⅡ」(1袋)+「チヌパワー激重」(1袋)+オキアミ 半角(3kg×0.5枚)+海水 適量
海底にしっかりエサを効かせるために「チヌパワー激重」、一カ所にチヌを集めて釣るのに適した「ナンバー湾チヌⅡ」をブレンド。 濁りで寄せて、底に効いているエサでチヌを足止めする狙い。
使用した付けエサ
「食い込みイエロー」、「くわせオキアミスーパーハード」M、「食い渋りイエロー」を使用。
仕掛け
タックルワンポイント
底狙いが中心ですが、浮いいることも想定してハリスを長く取り自然な落ち込みを演出。 その範囲でアタリがなければ、底を横に引っ張ってくる狙いで仕掛けを組んだ。
釣りをした人
ホームグラウンドは長崎県平戸宮之浦、五島列島の磯。
グレ釣りがメインだが、チヌの季節には佐賀県、長崎県北部などの磯、波止にも釣行。
トーナメントにも積極的に参加するが、近年は離島のデカ尾長を追い求めている。
『仲間と人の輪を大切に』がモットー。
佐賀県唐津市在住。
→宮原浩さんの関連記事
→ブログ:磯に感謝!そして海にありがとう☆一張一弛☆