釣行日データ
釣り人 | 有本亮一 | 釣行日時 | 2019年3月18日 |
釣り場 | 福岡県宗像市勝浦漁港 | 天気 | 晴れ |
潮 | 中潮 | 使用船 | — |
午前中に時間があったので、近場でのチヌ釣りへ。
釣り場は、福岡県宗像市の勝浦漁港。
勝浦漁港は南風が吹き始めて暖かくなった頃からチヌの群れが回遊し、満潮前後にアタリが頻発する傾向があります。
この日の満潮は午前9時前ということもあり、午前7時から竿出ししました。
勝浦漁港は足元から藻が生えているので、その切れ目である30m沖から向こうを狙わなければなりません。
私の場合は藻の切れ目付近よりも約10m沖、釣り座から40m沖へ重点的にマキエを打ち込み、ポイント作りを行います。
藻の切れ目より10m沖を狙うのは、藻の付近でチヌを掛けると浮かせるときに藻が邪魔をするからです。
藻の切れ目よりも10m沖であれば、藻を気にすることなくチヌを浮かせることが可能です。
ただし、マキエと仕掛けの遠投がとても重要になります。
マキエを打ち込んでいると、同行している大西くんがいきなり竿を曲げました。
しかし、掛けたポイントが近すぎたせいかチヌを藻に絡めてしまって痛恨のバラシ…。
残念な表情を浮かべる大西くんでしたが、その次の投入でもチヌがヒット!
今度は藻に絡めずに慎重に浮かせて、35cmクラスをタモ入れしました。
なかなかの幸先のよい出足です。
大西くんのヒットエサは、「くわせオキアミ食い込みイエロー」とのこと。
そこで私も、「くわせオキアミ食い込みイエロー」をメインに付けエサローテーションしてねらうことにしました。
表層がやや流れているものの、底潮は動かず。
エサ取りにかじられることなく、付けエサは丸残り。
勝浦漁港は時合いにアタリが集中する傾向が強いので焦らずに、その時が訪れるまで我慢して待つ。
すると、大西くんが釣ってから30分後、糸をじわじわと引き出す魚のアタリを捉えました。
鋭いアワセを入れて浮かせたのは、35cm級のチヌ。
そしてその10分後にも、同型を確保しました。
タナは底べったり、ヒットエサはもちろん、「くわせオキアミ食い込みイエロー」でした。
さて、満潮近くになると横風が強くなり、かなり釣り辛くなりました。
海中での付けエサの安定が難しくもなったので、付けエサを自重のあるネリエをメインにローテーションしてみることに。
すると、今春マルキユーから発売されたばかりの「荒食いブラウン」に40cm級チヌ、そしてこの日の最大、47cmチヌがヒットしました。
「荒食いブラウン」を初めて使ってみましたが、なかなかの好感触です。
固めのネリエさなのでエサ持ちがよく、投入時にハリからも外れにくいメリットがあります。
なお、食い込みを重視したいときはよく練って使うのがよいと思います。
また、「荒食いブラウン」は黒に近い色なので水中でのアピール力も高いことから、アピール重視の釣りをしたいときにも大きな戦力になりそうです。
サーフなど海底が砂地のポイントで、より威力を発揮するのではないでしょうか?(砂の上ではもっとも目立つはず)
その後、「荒食いブラウン」と「エサ持ちイエロー」とのブレンドでも1枚追加。
午前11時までに5枚のチヌを釣ることができました。
春に向けて暖かくなればなるほど、近場の堤防にもチヌの回遊があるはずです。
そんなときに「荒食いブラウン」を持っていくと、チヌに出会えるチャンスが広がると思います。
使用した配合エサ&付けエサ
撒きエサ:「チヌパワーVSP」(1袋)+「チヌパワーダッシュ」(1袋)+「オキアミ 6kg(3kg×2枚) +海水 適量
「チヌパワーVSP」の集魚力と「チヌパワーダッシュ」の豊富な種類の粒での視覚アピールを重視してセレクト。
遠投釣り場のため、固めに仕上げて遠投性を高めた。
付けエサ:「くわせオキアミ食い込みイエロー」、「くわせオキアミスペシャルチヌ」、「荒食いブラウン」、「エサ持ちイエロー」
序盤のヒットエサは「くわせオキアミ食い込みイエロー」、中盤からは「荒食いブラウン」。
チヌは付けエサに対してとてもセレクティブなので、複数の種類を準備するのが必須。
また、ネリエが複数あればそれをブレンドすることで、付けエサの種類を増やせる。
仕掛け
タックルワンポイント
遠投重視して19.2gのウキを使用。
水深が5m程度の浅場の釣りだったので、ノーシンカーで付けエサをゆっくり落とすことを心がけた。
釣りをした人
マルキユーM-1カップ全国チヌ釣り選手権を連覇するなど、チヌ釣りのトーナメントで活躍している。
遠投でのチヌ釣りを得意とする。普段は漁港など近場の釣り場をメインにチヌ釣りを楽しむ。
福岡県在住。
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