誘って焦らして、チヌの数釣り〜長崎県北九十九島

チヌ

 釣行日データ 

釣り人 小林一史 釣行日時 2019年3月15日
釣り場  長崎県佐世保市北九十九島 天気 曇り
小潮 使用船 石井釣りセンター

M1チヌの一次予選が行われる北九十九島へ下見釣行。
大会役員として参加するので、大会直前のチヌの状況がとても気になるところでした。

上礁したのは、毎年安定してチヌが釣れている「トコイ」。
本命の水道側は同行者に竿出ししてもらい、私は風裏の比較的流れが穏やかな釣り座で竿出ししました。

 

海の透明度が高く、海水温はまだまだ低そうで、マキエに反応する魚の姿がほとんどありません。
チヌが低活性であることを意識して、底べったりのタナを集中して狙います。
すると、底潮が動き始めたタイミングで、40〜45㎝級チヌがポツポツとヒットしました。
付けエサは「くわせオキアミスーパーハード」、「くわせ丸エビ」、「くわせ丸エビイエロー」などの生エサでの反応が抜群に良かったです。

さて、底潮の動きが止まると同時に、チヌの食いがなくなりました。
オキアミや練りエサをローテーションさせていると、練りエサで何度か反応が…。

とはいえチヌの反応がとても渋く、前アタリがあってもすぐに離してしまいます。
そこで、前アタリがあればそのまま放置するのでなく、誘いを入れながら食い込むまで待つことに。

すると、チヌの執着心を刺激したのか、2匹のチヌを追加することができました。
使用した練りエサは「食い渋りイエロー」と「荒食いブラウン」のミックスでした。

食い渋りのある中でしたが、なんとか5匹のチヌを釣ることに成功!
数が出た割には釣り方が難しく、とてもゲーム性の高いチヌ釣りを楽しむことができました。

 

 使用した配合エサ&付けエサ 

撒きエサ:「チヌパワームギスペシャル」(1袋)+「湾チヌスペシャル」(1袋)+「爆寄せチヌ」(1袋)オキアミ 6kg(3kg×2枚) +海水 適量
付けエサ:「高集魚レッド」、「荒食いブラウン」、「食い渋りイエロー」、「くわせ丸エビイエロー」
※写真以外に「くわせオキアミスーパーハード」Lサイズ、「くわせ丸エビ」

ムギの粒が多い配合エサをメインにセレクト。
ムギの視覚や海底にしっかりたまる特性を重視した。
付けエサは前半に生エサ、後半に練りエサでそれぞれ食いが良かった。
練りエサは単独で使ったり、練りエサ通しをブレンドして使ったりしていた。

 仕掛け 

タックルワンポイント

高速で付けエサが沈む仕掛けで、海底に潜むチヌを狙った。
海水温が上がってチヌが浮く時期になれば、ウキの浮力を上げるなどして中層も狙う。

 釣りをした人 

小林 一史(こばやし いちふみ)インストラクター
九州を代表するチヌ釣りの名手。
近年は「城島健司のJ的な釣りテレビ」にレギュラー出演、「ヒゲの小林さん」として幅広く知られている。
ホームグランドは長崎県北部の磯釣りだが、テレビロケで九州中の釣り場を駆け巡り、オールジャンルの釣りにチャレンジしている。
長崎県佐世保市在住。
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→出演番組:城島健司のJ的な釣りテレビ