大入島の石積みで秋チヌチャレンジ
サンデーフィッシャーのウィークデーは、毎日毎時間の天気予報チェックがルーティンワーク。
週末釣行の空想が、日々の仕事の糧となっている。
ところが、釣行予定の坂ノ市一文字が猛烈な北風で釣行不能。
この日を楽しみにウィークデーを頑張ったので、釣りを休むわけにはいかない。
そこで、代案に上がったのが大入島であった。
佐伯港から出船する仁盛丸に上げてもらったのがチヌ釣りの名所、石積みの波止。
春先は大型チヌの魚影の濃いポイントとしてとても人気が高い。
秋チヌの動向はいかがだろうか?
石積み波止では北風をしのぐことができたが、思わぬ難敵があった。
それは、前日までの雨による水潮。
水潮が二枚潮を形成したせいで、仕掛けの入りがとても悪い。
ガン玉を追加することで、なんとか仕掛けを沈めてチヌのアタリを待った。
竿出ししてしばらくはチャリコやフグの猛襲が続く。
それでも、チヌの時合いを信じて手を休めずにマキエを打ち続けた。
この日は、かかり釣り用の配合エサ「濁りオカラ」を初めて使用。
「濁りオカラ」特有の白い煙幕が一気に海底に沈む。
水深のある釣り場では頼もしい味方になるだろう。
狙いのポイントは釣り座から15mほど沖。
水深10mの駆け上がりの始まるスポットを集中して狙うイメージだ。
「食い込みイエロー」で秋チヌ攻略
右方向の強い流れの間はエサ取りばかりであったが、その流れが左方向に変わった途端に付けエサが残るようになった。
練りエサをオキアミをローテーションしながら狙っていると、仕掛けが海底に到達する前に手元から道糸が弾け出て、この日一番の重量感が手元に伝わる。
それほど大きなサイズではなかったものの、久しぶりのチヌの感触を味わいながらゆっくりと手前に寄せる。
このときに使用した付けエサは「くわせオキアミ食い込みイエロー」。
近年、イエロー系の練りエサや配合エサが登場して高い実績をあげていることから、オキアミも間違いなく反応するはずだと思い、発売されてから常備している付けエサだ。
時合い到来を確信し、フォール中のアタリを逃さないよう注意深く付けエサを沈める。
着底してからしばらくそのままにしておくと、じわじわとラインを引っ張る前アタリをとらえる。
軽く誘いを入れると一気に加速し、再びチヌが顔を出してくれたのであった。
この日は練りエサでの反応が悪く、釣果はオキアミ、「くわせオキアミイエロー」のみであった。
チヌに出会えて、清々しい気持ちで帰路につくことができた。
秋チヌに感謝!
釣行日データ
釣り人 | 福本 勉 | 釣行日時 | 2018年10月○日 |
釣り場 | 大分県佐伯市 大入島 | 天気 | 晴れ |
潮 | ○潮 | 使用船 | 仁盛丸 |
使用した配合エサ
「湾チヌスペシャル」(1袋)+「濁りオカラ」(1袋)+「チヌパワームギスペシャル」(1袋)+沖アミ9kg(3kg×3枚)+海水 適量
釣り場の水深が深く、チヌのタナも深い。そのため、かかり釣り用のベースエサ「濁りオカラ」を配合してみた。比重が重いので海底にたまりやすく、かなりの濁りが出るのでチヌへのアピールとハリスのカモフラージュ効果を狙った。1袋で5kgの内容量もとても魅力。「湾チヌスペシャル」は濁りと黄色いムギの視覚効果、「チヌパワームギスペシャル」は5種類のムギとコーンによる視覚効果を狙った。
使用した付けエサ
「食い込みイエロー」L、「高集魚レッド」、「食い渋りイエロー」
メインに使用したのは練りエサ。浅いタナのチヌを狙ったときに「食い込みイエロー」を使用した。付けエサの詳細は、本記事をご参照ください。
仕掛け
タックルワンポイント
近年流行のズボ釣りで狙った。使用ウキ「Gz遠投」(ザクシス)の浮力表示は01だが、着水と同時に猛烈なスピードで沈下。一般的には「000」程度の沈下速度。状況に応じて板オモリを貼り付ける。メインラインの「銀鱗®スーパーストロング ブラックマスター®エクストラ」はサスペンド系。
釣りをした人
ホームグラウンドは大分県の磯、
堤防。週末にフカセ釣りを楽しむサンデーフィッシャー。
最近は大分市内の手軽な釣り場でのチヌ釣りを研究中。
大分県大分市在住。
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