2018年10月、大分県米水津の磯で猪熊博之インストラクターの実釣動画を制作しました。
今回の動画のテーマはズバリ、今秋発売されたマルキユーの配合エサ「グレパワーVSP」を使っての米水津のクロ攻略!
本記事は動画担当者が撮影時の状況を解説します。
動画と一緒にご覧ください。
※この釣行の模様は、YouTube「MARUKYU TV」にアップされています。
付けエサとマキエの同調こそ、キタマクラ対策のすべて
大分県米水津の磯の大きな特徴の一つが、大量のキタマクラがいること。
初めて米水津の磯で竿出しする釣り人の中にはそのとてつもない多さに圧倒されて、
クロを引き出すことをあきらめてしまうほどもいるほどだ。
しかし、米水津に通い慣れている釣り人であれば、その中からなんとかクロを引き出すことができる。
猪熊インストラクターのキタマクラ攻略の基本は、
マキエと付けエサの同調にある。
キタマクラが目立つエサから捕食する。
そのため、猪熊インストラクターは付けエサをマキエの中のオキアミと視覚的に見分けにくくすることからキタマクラ対策を始める。
使用する付けえさはマキエと同じ赤色に着色された「くわせオキアミV9」や、自家製付けエサの通称「ヅケ」(動画の中で解説)を基本とする。
また、付けエサの沈下速度をマキエのオキアミに近づけるために軽量のハリを使うことも心がけている。
それに加えて、ハリスを張らずに付けエサのフリーフォールを演出している。
あとは潮の加減を見ながら、クロの出てきそうな流れを転々と狙い続ける。
もちろん、米水津に通い慣れている猪熊インストラクターでも流れがなければキタマクラにはお手上げだが、
竿を出し続けることで一瞬のチャンスを逃さないようにしている。
大量のキタマクラに圧倒されてもあきらめず、
付けエサの自然な見え方を徹底的に追求することができれば、
納得のできるクロ釣りを楽しめるはずだ。
釣行日データ
釣り人 | 猪熊 博之 | 釣行日時 | 2018年10月13日 |
釣り場 | 大分県米水津 横島5番、トリノス | 天気 | 晴れ |
潮 | 中潮 | 使用船 | 功明丸 |
使用した配合エサ
「グレパワーVSP」(1袋)+「グレパワーV9」(1袋)+沖アミ 6kg(3kg×2枚)+海水(釣りながら調整)
「グレパワーVSP」はトーナメント対応タイプの配合エサで、操作性が高くてとても扱いやすい。赤と白の粒子を混ぜ合わせているので、視認性が高い。また、少ない水分量で仕上がる配合エサなので、「作るときに加水せず、釣りをしながら加水して自分好みに仕上げる」ことを猪熊インストラクターは推奨している。集魚力の高いアミノ酸の結合体ペプタイドを増強した“新MP酵母”、視覚的集魚効果のある『M.S.P(未来型<超摂餌ペレット>)』、フェロモン系特殊誘引剤『ウルトラバイト・アルファ』を含有。猪熊インストラクターは赤みの強いマキエが好みなので、「グレパワーV9」をブレンドした。
使用した付けエサ
メインに使用したのは「くわせオキアミV9」。マキエと同じ赤色に着色されているので、マキエの中のオキアミとの同調を図りやすく、カモフラージュ効果が高い。「くわせオキアミスーパーハード」や「くわせオキアミスペシャル」は、付けエサのローテーションで使用。この2つが効果のある日もあるので、いつも持参している。
「エビシャキ!」を釣行時に持参しておけば、付けエサが不足したときにとても便利。生のオキアミを簡単に加工オキアミのような張りと弾力のある付けエサを作ることができる。
「グレにこれだ!!」と「活性起爆剤グレ」は、猪熊さんの自家製エサである通称「ヅケ」の材料。動画の中で作り方を解説してあるのでそちらをご覧ください。
仕掛け
タックルワンポイント
大分県米水津の磯の大きな特徴の一つが、キタマクラが大量にいること。
猪熊インストラクターのキタマクラ対策の一つが、付けエサのナチュラルフォール。
マキエに混ざったオキアミと付けエサのオキアミのフォール速度を近づけることで、付けエサを目立たなくさせる狙いがある。
(キタマクラが目立つエサから捕食するため)
その狙いをサポートしてくれるのが、がまかつのハリ「ファイングレ」。
軽さにこだわったハリだから付けエサが同調しやすい。
また、違和感なくクロに付けエサを食い込ませやすい。
釣りをした人
東九州を代表するクロ釣りの名手の一人で、食い渋るクロを食わせる技に秀でる。
地元では釣り大会やトーナメントの勉強会を開催する。
大分県豊後大野市在住。
→猪熊博之さんの関連記事
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