濁りで寄せて、底で足止めして良型チヌGET!長崎県佐世保市

チヌ

 釣行日データ 

釣り人 宮原 浩 釣行日時 2019年2月17日
釣り場 長崎県佐世保市小佐々町矢岳 天気 晴れ
中潮 使用船

役員兼選手として長崎県佐世保市九十九島一帯で行われたMFG九州チヌ釣り選手権大会にいってきました。
他のメンバーは瀬渡しを使用しての釣りに行くとのことでしたが、私と福岡の松尾さんで近場の開拓をしてみることにしました。
夜が明けてGoogleマップを駆使して2~3ヶ所を回り、釣り場に決めたのは小佐々町矢岳付近の岸壁。
まずは、オキアミ1角にマルキューの「チヌパワー激重」、「濁りオカラ」を一袋ずつ混ぜ込みます。
付けエサには「くわせオキアミV9」、「エサ持ちイエロー」を用意しました。

30メートル先をポイントに設定して、ゴロタと砂地の境目付近にマキエサを20杯程入れ込んでから釣りを開始します。
しかし、明確なアタリがありません。
開始してから一時間が過ぎた頃、誘いを入れた後に竿を引ったくアタリがありましたが、一瞬だけ竿に乗った後にハリ外れ…。
回収してハリ先を見てみるとハリ先が曲がっていました。
掛かり所が悪かったのでしょう。
本命だと確信して。気を取り直して釣りを再開。
すぐにアタリがありましたが、今度はベラでした。
しかし、魚っ気が急に出たこともあり雰囲気がよく、本命のチヌがいつあたってもおかしくないと思いました。
そこで試しに、これまで集中してマキエを打ち込んでいたポイントから仕掛けをズラして投入してみました。
あふれたマキエが効いていそうだからです。
仕掛けを投入してからマキエを追い討ち、付けエサが着底したころに1m程度竿をあおって誘いを入れます。
すると、ラインを張った直後に、勢いよく道糸が走りました!
アワセを入れると、魚が手前に走っているせいか手応えがあまりありません。
「エサ取りか?」と思っていたら糸巻きが追いつくと、魚がパワフルに左右へ走り回りました。


元気な引きに四苦八苦しながら、障害物の少ないところでなんとかタモ入れ。
魚はもちろん本命、48㎝、2kgアップの丸々とした綺麗なチヌでした。


ヒットエサは、「くわせオキアミV9」Lサイズでした。
それを境に再び魚っ気がなくなり、お昼過ぎの納竿までに松尾さんがチャリコを1枚釣っただけでした。

このチヌのおかげで大会では3位、4月に長崎県宮之浦で開催されるMFG九州枠代表決定戦への出場権を得ることができました。
ホームグラウンドでの戦いとなるので、状況を見極めて楽しみながら釣りを展開出来ればと思います。

これから佐世保市周辺、九十九島一帯はノッコミチヌのハイシーズンに入るので、チヌ釣りファンの皆様にはオススメのエリアです。

 使用した配合エサ 

 

「チヌパワー激重」(1袋)+「濁りオカラ」(1袋)+オキアミ 1角(3kg×1枚)+海水 適量

チヌのタナがベタ底であるため比重が大きい「チヌパワー激重」、濁りが強いことで周辺へのアピール力が高い「濁りオカラ」をブレンド。
濁りで寄せて、底に効いているエサでチヌを足止めする狙い。

 使用した付けエサ 

「くわせオキアミV9」Lサイズと、「エサ持ちイエロー」を使用

 仕掛け 

 

タックルワンポイント

底狙いが中心ですが、浮いいることも想定してハリスを長く取り自然な落ち込みを演出。
その範囲でアタリがなければ、底を横に引っ張ってくる狙いで仕掛けを組んだ。

 釣りをした人 

宮原 浩(みやはら ひろし)フィールドスタッフ
ホームグラウンドは長崎県平戸宮之浦、五島列島の磯。
グレ釣りがメインだが、チヌの季節には佐賀県、長崎県北部などの磯、波止にも釣行。
トーナメントにも積極的に参加するが、近年は離島のデカ尾長を追い求めている。
『仲間と人の輪を大切に』がモットー。
佐賀県唐津市在住。
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