3種目チャレンジ、真夏の磯スタジアムで大奮闘!

グレ・クロ

釣行日データ

釣り人釣り人森 正和釣行日時2021年7月31日
場所長崎県
五島列島
天気晴れ
小潮使用船潮騒

東京オリンピック開催の真っただ中の7/31~8/1。
日本選手の活躍に感動しつつ、私たち釣りアスリート?も小さな感動を求め上五島へ3種目釣技に挑戦。
馴染みの渡船「潮騒」の大船長と若船長に名礁(有川:仏崎)に渡礁させて頂いた。

1種目は「石鯛」この釣技のメダルライン(目標)は2kgオーバーのイシダイorイシガキダイ。
2種目は「アラ」この釣技のメダルラインは10kgオーバーのアラ。
そして3種目目は本命「メジナ」でメダルラインは40cmオーバー。

それぞれの種目に目標を定め真夏の磯スタジアムで奮闘。
しかし残念ながら2種目目の「アラ」は健闘虚しく空振りに終わりました。

さて、イシダイ狙いのエサにはガンガゼ(ウニ)、マキエは「イシダイ用ウニだんご」を使用。
小潮とはいえ五島の海流は強く、遠投すれば流れに仕掛けが乗り、30号もオモリが着底しません。
そこで、足元狙いに切り替えました。
複雑に沸き立つ潮の中で吸い込まれる潮を探し、軽いオモリ(8号)で仕掛けを着底させることが出来れば、100%の確率でアタリが出るはずです。
しかし、喰いが浅くアタリがあれば穂先を送り、聞き合わせを入れ続けました。
その結果、大量のイラに加え40cm(1.5kg)のイシガキ2匹をゲット。
本命のイシダイは、貝エサを使うもこの時期は秒殺(一瞬でエサが無くなる)で、残念ながら勝負をさせてもらえませんでした。

2日目はいよいよ得意種目の「グレ」。
納竿までの3時間の勝負。
マキエはオキアミ生1角に「グレパワーアミスペシャル」1袋を混ぜたものを使用。
「アミパワーグレスペシャル」に配合されたペレットが、魚の視覚に訴え更に集魚効果をアップさせてくれます。
付けエサはマキエとの同調を考え比重の近い、「くわせオキアミV9」(L)を準備。

セオリー通り足元にマキエを入れて魚の反応を見ると、コッパグレの大軍がエサ取りと一緒に寄って来ました。
マキエと同調させると一瞬で、ミニグレがヒットします。
釣れないより釣れた方が楽しいですが、少しでも型をアップしたいのが釣りアスリートのマインド。
エサ取り用のマキエを3~5ハイ撒き、そこを起点にして四方八方に本命マキエと仕掛けを時間差で投入します。
この方法であれば、マキエに反応する沖や深場の大型の魚を四方八方に走らせることで警戒心を解き、捕食の競争力を煽ることが可能です。
マキエと仕掛けの離し方や時間・タナの取り方などで組み合わせは無限で、ヒットパターンを見つけるゲーム性や効果はお墨付きです(トーナメントシーンでも活用)。
この方法でパターンを探って行くと、コッパグレの中から30cmオーバーを拾うことができました。
結果、3種目ともメダルライン(目標)には届かなかったものの、2日間の磯での釣りを楽しむことができました。

使用した配合エサ&付けエサ

「アミパワーグレスペシャル」(1袋)+オキアミ 1角(3kg)+海水 適量

「くわせオキアミV9」Lサイズ、「エビシャキ」に浸したオキアミ

仕掛け

竿/がま磯グレ競技スペシャルⅣ 1.5-50(がまかつ)、リール/BB-Xテクニウム2500(シマノ)、道糸/トリビュート磯 サスペンドタイプ 1.5号(バリバス)、ハリス/ハードトップTiNICKS 1.5号(バリバス)、ウキ/エイジア 00(釣研)、ハリ/グランZEEKグレ競技フカセ 4号(バリバス)

釣りをした人

森 正和(もり まさかず)フィールドスタッフ
ホームグランドは長崎県五島列島・大分県米水津。
グレ釣りトーナメント発祥団体であるJFT(日本釣り技術振興評議会)の九州支部長として若きトーナメンターの育成と自身の夢である尾長グレ(ナナマル)を求め男女群島・南西諸島に挑む永遠の太公望。
自然・魚・仲間との「一期一会」を大切に。
福岡県北九州市在住。自身のインスタグラム:tsuri_dohji
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