釣行日データ
釣り人 | 百合野 崇 | 釣行日時 | 2019年10月14日 |
釣り場 | 長崎県佐世保市 南九十九島元ノ島南 |
天気 | 晴れ |
潮 | 大潮 | 使用船 | 竹内商店 |
日に日に秋が深まり、外が過ごしやすくなっているものの、海の中はまだ高水温が続いています。
そんな海況のときには、アグレッシブなチヌと出会えるはず!
というわけで、チヌの多さとサイズは全国でも指折りの好釣り場、南九十九島へ釣行しました。
当日は台風一過で北からの強風が残っているため、風裏となる元ノ島南に上礁しました。
満潮とほぼ同じ時間の午前8時に釣りを開始。
今日は一日、下げ潮で釣ることになります。
まずは手探りの気持ちで仕掛けを投入、仕掛けを回収するとチモト近くにキンクがありました。
いつのまに???
次の投入でより慎重に仕掛けを流すと、今度は明確なアタリをとらえます。
しかし、ハリ掛かりしたのはチャリコです。
普段であればチャリコの登場にはがっかりするのですが、今回は違います。
ここ、南九十九島ではチャリコの出現はチヌ登場の前触れなのです。
再度仕掛けを投入、付けエサが底タッチした瞬間に、糸がスルスルと引き出されてアワセ!
パワフルな手応えの魚はそう、40cm大のチヌでした。
付けエサは親指大の大きさに付けた、「食い渋りイエロー」。
視認性があり、チヌの食い込みがよいことから、メインに使っている練りエサです。
しばらく40cm前後のチヌをポツポツ釣っていると、同行している中山さんが良型アジをバンバン釣り続けました。
30cmクラスの丸々と太った美味しそうなアジです。
ちょっとチヌ釣りを小休止して、アジを狙うことにしました。
チヌは海底を狙いますが、アジの場合は中層になるので、付けエサをゆっくり沈下させるイメージで仕掛けを流します。
使用している付けエサは、「高集魚レッド」です。
アジ狙いの付けエサは、オキアミが一般的ですが、南九十九島の場合は、練りエサで型のよいアジがよく釣れる傾向があります。
「高集魚レッド」をハリが隠れる程度の大きさにセット。
仕掛け投入後、付けエサをゆっくり沈下させながら中層を漂わせると、狙い通りにアジが次々にヒットしました。
アジの食いがひと段落すると、再びチヌ狙いにチェンジ。
チヌが飽きないように付けエサをローテーションしながら様子見。
しばらく仕掛けを打ち返していると、午前10時ごろにゆっくりと道糸を引き出すアタリをとらえました。
竿先に乗ったところでアワセ、地を這うように泳ぐ、パワフルなチヌの手応えが手元に伝わりました。
アグレッシブに泳ぎ回るチヌの凄まじいパワーを竿の弾力で受け止めながら、徐々に足元に引き寄せます。
海面を割ったのは、予想通りのビッグチヌでした。
タモ入れ後に測ってみると、53cm!
納得のサイズです。
ヒットエサは「食い渋りイエロー」と「荒食いブラウン」のマーブルでした。
その後は52cmのチヌも追加し、午後3時に納竿。
チヌは53cmを頭に10枚強、アジは30cmまでを10匹程度釣ることができました。
この日はバリの子やコッパグロなどのエサ取りが多く、親指大の大きさに付けた練りエサが有効でした。
エサ取りの層を、付けエサの重さで高速突破したのが良かったのでしょう。
2019年の秋はまだ始まったばかりです。
みなさんもアグレッシブな秋チヌを狙いに、海へ出かけませんか?
使用した配合エサ&付けエサ
「BチヌⅡ(ツー)」2袋 + 「爆寄せチヌ」1袋 + 「チヌパワーV10白チヌ」1袋 + 沖アミ 2角(3kg)
「BチヌⅡ」と「チヌパワーV10白チヌ」は、濁りを重視してセレクト。
集魚力を重視して「爆寄せチヌ」をセレクト。
「食い渋りイエロー」と「荒食いブラウン」のマーブルでチヌの反応が良かった。
「高集魚レッド」で良型アジが頻発した。
仕掛け
竿:鱗海スペシャル 1-530(シマノ)、リール:ハイパーフォース3000DXXG(シマノ)、ウキ:大知ウキ 遠投スペシャル 00(大知ウキ)、ライン:リミテッドプロPE G5+サスペンド 0.8号、ハリス:ファイアブラッドEXフロロ 1.5号-5m、ハリ:勝負グレ 6号(金龍鉤)
釣りをした人
ホームグラウンドは山口県、長崎県、大分県のチヌ釣り場。
季節や状況に合わせて、広範囲のチヌ釣りばへ足繁く通うのがモットー。
練りエサを駆使してのチヌ釣りを得意とする。
山口県在住。
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