釣行日データ
釣り人釣り人 | 山川 恒智 | 釣行日時 | 2020年7月25日 |
場所 | 鹿児島県鹿児島市 鹿児島本港北埠頭 | 天気 | 曇り |
潮 | 中潮 | 使用船 | — |
大雨がひと段落した連休の中日、久々に釣りへ出かけました。
今回の釣行は、鹿児島本港でのチヌ釣りです。
午前10時、釣りを開始。
ちょうど満潮の潮止まりで、これから下げ潮がガンガン流れるはずです。
マキエを打つと、サバ子の群れが一斉に集まりました。
これは、苦戦しそう…。
しかしこれまでの経験上、サバ子の群れがいても時合いになればチヌが釣れるはずです。
サバ子の群れに恐れることなく、マキエを絶え間なく打ち続けました。
マキエを打ち始めて2時間が経過すると、サバ子が手前にいなくなりました。
手前に大きな魚が回遊してきたのでしょうか?
狙いを手前に絞ってマキエを打ち込み、仕掛けを打ち返します。
下げ潮が流れず、目の前の潮は左右にフラフラ。
舟道の一か所にポイントを定めて、アタリを待ち続けるとお昼頃に、
ドーンと、手元を引ったくるアタリ!
アワセを入れて竿を立てると、想像以上のパワーが手元に伝わりました。
これは、デカイ!
無理に引っ張り合わないよう慎重に、魚とヤリトリ。
時間をかけて浮かせたのは、本命のチヌ!
採寸すると、大満足の53㎝でした。
1匹目に年無しが釣れるのとは、幸先よし!
時合い到来を確信して、すぐに仕掛けを投入しました。
今度は小ぶりながらも、夏チヌらしい元気な引きがうれしい35㎝クラスがヒット。
しかし、2枚目のチヌを釣ったところで、今度は流れが複雑な三枚潮に変化しました。
そこで、これまでの全遊動沈め釣り仕掛けを、半遊動仕掛けに変更です。
水深が竿2本程度、タナ設定は底から50㎝のイメージで仕掛けを打ち返すと、
今度は30㎝大、そして40㎝クラスのチヌが連発しました。
ちなみに、ここまでの4枚のチヌが釣れたツケエは、
「エサ持ちイエロー」&「アピールホワイト」のマーブルでした。
「さあ、まだまだチヌを釣るぞ!」と意気込みましたが、海の様子が変に。
先ほどまでいなかったサバ子が一斉に手前に集まって、高速で海面近くを泳ぎ回っています。
サバ子の群れは何かに追われているようで、次々に岸壁へ飛び上がって来ました。
ルアーを持っていれば面白い釣りができたかもしれませんが、今日はチヌ釣り一本なので、このタイミングにお昼休憩をとりました。
海の状況が落ち着いてから釣りを再開。
ネリエのマーブルを使っていましたが、今度はチヌらしきハミ跡があるものの、なぜか食い込みませんでした。
次に、「くわせオキアミV9」のLサイズを使ってみると、アタリが出なかったものの、ハリスにキンクが。
そこでタナ設定を底から50㎝を底から1mに変更してみました。
すると、今度はアタリが出たものの、オキアミにチヌらしきハミ跡が…。
うーん、どうしたものか…。
試しに、オキアミの尾っぽからハリをさしていたのを、頭からに変えてみました(オキアミの頭と尾羽を取った状態)。
すると、ウキが勢いよく消し込み、ガツンと手元にパワフルな重量感が伝わりました。
タモ入れしたのは、50.5㎝のチヌでした!
その後も、同様なツケエで40㎝チヌを追加して納竿。
ハリへのオキアミのさし方が釣果の分かれ目になることが、まれにあります。
みなさんも、チヌの気配があるのにハリ掛かりしないときに、オキアミのさし方を工夫してみてはいかがでしょうか?
夏の元気なチヌを6枚も釣って、とても満足な一日となりました。
使用した配合エサ
「チヌの道」(1袋)+「チヌベスト」(1袋)+「BチヌⅡ(ツー)」+オキアミ1角(3kg×1枚)+海水 適量
安価で量が多い「チヌベスト」をベースに、マキエの着水点や潮流がわかりやすくなる白い配合エサの「チヌの道」と「BチヌⅡ(ツー)」を追加。
使用した付けエサ
仕掛け
竿/がま磯アルディナ 0号-53(がまかつ)、リール/インパルトISO2500LBD(ダイワ)、道糸/ネオフリクション磯 セミフロート 1.5号(釣研)、ハリス/ウルトラフレキシブル磯 1.2号(釣研)、ウキ/大征黒/00 or オペレート/5B(釣研)、ハリ/勝負ちぬ ネリエ&コーン 2号(金龍鉤)
釣りをした人
山川 恒智(やまかわ つねとし)フィールドスタッフ
ホームグラウンドは鹿児島県の堤防や磯。
年無しの宝庫・錦江湾でのパワフルでスリリングなチヌとのファイトが休日の楽しみ。
ささやかな夢は、愛する孫に釣りを教えること。
鹿児島県在住。
→山川恒智さんの関連記事