釣行日データ
釣り人釣り人 | 森 正和 | 釣行日時 | 2021年10月31日 |
場所 | 長崎県 壱岐 | 天気 | 晴れ |
潮 | 若潮 | 使用船 | 海王 |
コロナ緊急事態宣言は解除されたが感染には十分な配慮して釣行を計画。
今回は壱岐(妻ケ島2番)へ釣行しました。
呼子からの壱岐へ向かう道中、船長がいきなりエンジンスローで旋回。
「落とし物?」と尋ねると
「アラが浮いとる!!」
それで、お客さん総出で海面観察。
最近老眼で近くは見えないが遠くはよく見える私が、海面に漂うアラを発見。
船長を誘導し、見事ギャフで5kg級の小アラを確保しました(船長のお土産)。
「今日は良いことあるばい」との船長の言葉に期待し、
「壱岐妻ケ島2番」へ渡礁しました。
今回も欲ばり二本立ての釣りです。
まずは最近覚えた底物からスタート。
マルキユーの石鯛用マキエ「デカバン」を撒いて、ガンガゼを投げ込みます。
すると、すぐにコツコツと軽快なアタリ。
手持ちスタイルの掛け合わせ釣法で、まずは2kgクラスの良型イシガキを2匹ゲットしました。
お土産を確保した所で、上物(クロ)釣りに切替えます。
しかし、イシガキの活性が良いと言うことは、まだまだ夏磯かも?
悪い予感を持ちつつ、マキエの準備です。
マキエは、「アミパワーグレスペシャル」1袋+オキアミ 3kgを混ぜたシンプルイズベスト作戦。
「アミパワーグレスペシャル」を1種類だけのシンプルマキエは、クロ釣りマキエの基本であるオキアミ+アミエビを粉で演出することで、エサ取りの寄りを少なくして本命だけに反応させるのに有効と、個人的に考えています。
無論、状況によっては「グレパワーV9」などの他の配合エサも混ぜますが、エサ取りの多い時期なのでこのブレンドにしてみました。
付けエサは「くわせオキアミV9」のMサイズを準備。
仕掛けは、下図の通り。
足元にマキエを入れて魚の反応を見ると、案の定、スズメダイやアジ、タカベ、綺麗なルリスズメなどなどエサ取りの猛攻です。
足元は釣りになりませんが、この釣り座は底物ポイントなので当たり潮。
仕掛けを流すことができません(泣)。
ならば交差釣法!
交差釣法とは、「沖に仕掛けを入れて、手前に寄ってくる付けエサと足元のマキエが沈降した所で同調させる難易度の高い釣り方」です。
仕掛けの投入位置やマキエのタイミングを試行錯誤しながら狙うと、エサ取りの中からクロのアタリを捉えることができました。
しかし、釣れるのは20cm以下のコッパグロばかり…。
これでは、40cmアップを引き出すのは至難の技(というか、40cmアップはいないでしょう)。
なので、本日の目標を「30cmオーバー」に設定。
ノーシンカーの軽い仕掛けだと、サイズのよいクロのいる層に届く前にコッパグロにツケエを取られるので、ハリスにG2のガン玉をセット。
沖に仕掛けを投入して、足元近くで仕掛けを立てると、これまでとは違った手応えのあるアタリを捉えました。
この厳しい状況の中で、なんとか30cmアップのクロをキャッチしました。
このパターンで30cmアップのクロを2枚追加。
厳しい状況の中で戦略を立てて、狙い通りにまずまずのサイズのクロをなんとか引き出したことに満足しました。
タフな条件の中で、試行錯誤してアプローチするゲーム性が、クロ釣りの魅力であることを再認識。
何十年やっても飽きがこない、クロ釣りの魅力ですね!
使用した配合エサ&付けエサ
「アミパワーグレスペシャル」(1袋)+オキアミ 1角(3kg)+海水 適量
「くわせオキアミV9」Mサイズ
仕掛け
竿/がま磯グレ競技スペシャルⅣ 1.5-50(がまかつ)、リール/BB-Xテクニウム2500(シマノ)、道糸/トリビュート磯 サスペンドタイプ 1.5号(バリバス)、ハリス/ハードトップTiNICKS 1.5号(バリバス)、ウキ/エイジア 0α(釣研)、ハリ/グランZEEKグレ競技フカセ 4号(バリバス)
釣りをした人
森 正和(もり まさかず)フィールドスタッフ
ホームグランドは長崎県五島列島・大分県米水津。
グレ釣りトーナメント発祥団体であるJFT(日本釣り技術振興評議会)の九州支部長として若きトーナメンターの育成と自身の夢である尾長グレ(ナナマル)を求め男女群島・南西諸島に挑む永遠の太公望。
自然・魚・仲間との「一期一会」を大切に。
福岡県北九州市在住。自身のインスタグラム:tsuri_dohji
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