令和元年の釣り納めに52cmオナガ!〜長崎県上五島帆揚

グレ・クロ

 釣行日データ 

釣り人 森 正和 釣行日時 2019年12月28日
釣り場  長崎県五島列島 天気 晴れ
中潮 使用船 あじか磯釣りセンター

令和元年の釣り納めに選んだのは五島列島。
釣行前々日は低気圧の影響で大時化となったが、日ごろの行いが良いのか、当日は晴れ模様。
仕事納め納会も早々に切り上げ平戸港へ向かった。

出港1時間前に到着したが、船の電気は煌々と光りお客さんもスタンバイOK!!
私達も荷物を積み込みいざ上五島へ。
平戸から約2時間で上五島へ到着。
しかし、エンジンスローになった途端、船が大きく揺れ始めた。
外に出るとかなりのウネリ。
ベテラン船長が巧みに瀬着けするが船酔い続出。
お客さんは思うように瀬上がり出来ずサポートに入った。
25名のお客さんを全て瀬上がりできたのは2時間後、流石に体力を消耗してしまったが船長から
「瀬上がり手伝ってくれたけ、ここ上がろうか?」とマイクで誘われた。
船の前には上五島の象徴、帆揚。
私達は帆揚のスベリに渡礁させて頂いた。

ここ帆揚は言わずとしれた一級瀬、滅多に渡礁できないため、私の疲れも吹っ飛びテンションアップ。
早速マキエの準備に取り掛かった。
今回のマキエはオキアミ生2角に「グレパワーVSP」と風対策で「遠投フカセスペシャル」を各1袋づつ混ぜ固めに練り上げた。
固めに練り上げても海面でバラけるので強風時には使いやすい。
付けエサは「くわせオキアミスーパーハード」のMと「くわせオキアミV9」のMを準備。
仕掛けは道糸1.75号にハリス1.7号・浮力0αの王道仕掛け。

大サラシの先端でマキエを仕掛けが合うように、サラシの息継ぎのタイミングを見てマキエと仕掛けを投入。
仕掛けを10回投入した内の7回は、大サラシに跳ねられてしまう。
つまり、その内の3回だけがサラシを避けて沖で落ち着く。
十分の三の確率に掛けるしかない。
仕掛け(ツケエ)とマキエが合えば、ウキがキュンと引き込まれる。
五島列島のアベレージサイズの35cmグレが入れ食い状態となった。
グレの数釣りはうれしいものの、ここは五島列島屈指の一級瀬。
このサイズではとてもじゃないが満足できない。

下げ潮に替わってからサラシが落ち着いた。
大型グレゲットのチャンス到来!
足元から沖へと本流が流れ、絶好のシチュエーション。
潮が速そうだったので、ハリスにガン玉G5を2個追加。
イメージ通りに仕掛けが馴染むと、ラインが弾け飛ぶアタリを捉えた!
掛け合わせを入れるとアベレージ君とは違い確かな手応え。
本流の流れも手伝い竿は限界まで締め込まれたが、強靭な竿と信頼強度の糸を信じ竿を立てると、ゆら~と浮いて来たのは立派なオナガ!!
慎重にタモ入れしガッツポーズ。
52cmのグラマラスなオナガでした。

その後はアベレージに混じり、40cm級のグレやオナガが楽しませてくれた。
今年一年の締めくくりとしては、満足の行く釣行となった。
2020年も安全で楽しい釣りが出来ますようにと、海に祈り納竿とした。

 使用した配合エサ 

「グレパワーVSP」(1袋)+「遠投フカセスペシャル」(1袋)+オキアミ 6kg(3kg×2角)+海水 適量

 使用した付けエサ 

「くわせオキアミスーパーハード」と「くわせオキアミV9」。

 仕掛け 

 

 釣りをした人 

森 正和(もり まさかず)フィールドスタッフ
ホームグランドは長崎県五島列島・大分県米水津。
グレ釣りトーナメント発祥団体であるJFT(日本釣り技術振興評議会)の九州支部長として若きトーナメンターの育成と自身の夢である尾長グレ(ナナマル)を求め男女群島・南西諸島に挑む永遠の太公望。
自然・魚・仲間との「一期一会」を大切に。
福岡県北九州市在住。自身のインスタグラム:tsuri_dohji
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