【釣り場解説】尾上島の西 長崎県平戸市宮ノ浦

宮ノ浦

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西

尾上島の西は潮の変化が激しく、本流、引かれ潮などの流れの方向が本流の強弱によって常に変化していく釣り場です。
潮の変わり目などに魚があたることが多く、潮が弛めば大チャンスの到来となります。
潮が悪いときは粘らずに休憩をして、チャンスがくれば集中して価値ある一尾を狙っていただけたらと思います。

北西の角
定員は2人程度となります。
上げ潮は五島方向を向いて右沖に勢いよく流れ、それに伴い「尾上の北」から引かれ潮が発生します。
その引かれ潮、本流どちらも狙い目です。
その時の状況によって本命潮が変わりますので、どちらが良いのか試しながら探りましょう。

下げ潮はかなりきつく、右正面から潮が当たってくる感じです。
最初は左沖に流れますが、だんだんと角度を変えて磯に張り付いてくる流れとなってきます。
角度がある場合は引かれ潮も発生して良い感じで狙い目も多いのですが、流れが磯に張り付いてくると、とても厄介になります。
引かれ潮が発生する時間帯に集中して、チャンスをものにしていただけたらと思います。
大型グレが多い釣り場ですので、是非ともチャレンジされてみてください。

中央
定員は2人程度となります。
上げ潮では、本流が「尾上の南」から五島方向に流れてそれに伴い引かれ潮が発生します。
その引かれ潮が狙い目となります。
しかし、時間の経過と共に潮が右流れに変わって、潮の強弱によって流れが磯際に張り付いたり、沖に出たりなど刻々と変化します。

下げ潮は「北西の角」の影響で最初は右方向に引かれ潮が発生して釣りやすい状況となりますが、徐々にその潮が左流れに変化してとても釣り辛い状況となります。
こちらも潮の強弱により少し沖に払い出したりすることがありますので、そのチャンスを見逃さないようにしてください。

船着け
定員は2名程度となります。
足場がよくV字状になっていて、手前は若干オーバーハングとなっています。
上げ潮は「尾上の南」から本流が左から右沖に流れ、それに伴い引かれ潮が発生ます。
その引かれ潮が狙い目となります。
ここも徐々に右流れとなりますが、単に右に流れる潮のみではなく、手前がV字状になっているためそこに反転流ができます。
竿1~2本先に潮目が形成されるので、そこを重点的に狙いましょう。

下げ潮は「尾上の北西の角」の本流に引かれる右沖に流れる潮が発生します。
その流れが狙い目となります。
時間の経過と共に本流自体が張り付いてきて左流れに代わり、潮の強弱により南に抜ける流れ南に回り込む流れとなってきますので、その本流を釣ることとなります。

「尾上島の西」実釣レポート

宮原 浩(みやはら ひろし)フィールドスタッフ
ホームグラウンドは長崎県平戸宮之浦、五島列島の磯。
グレ釣りがメインだが、チヌの季節には佐賀県、長崎県北部などの磯、波止にも釣行。
トーナメントにも積極的に参加するが、近年は離島のデカ尾長を追い求めている。
『仲間と人の輪を大切に』がモットー。
佐賀県唐津市在住。
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