中央突破でチヌGET!真夏のアグレッシブチヌ攻略〜長崎県南九十九島

チヌ

 釣行日データ 

釣り人 百合野 崇(執筆者)、平野芳幸 釣行日時 2019年6月30日
釣り場  長崎県佐世保市南九十九島 天気 曇り時々雨
中潮 使用船 竹内商店

一年でもっともチヌがアグレッシブに泳ぎ回る夏が始まります。
そのハシリの状況を確認するため、南九十九島へ足を伸ばしました。

地元釣り師でマルキユースタッフの平野さんと、山口県から同行した若手釣り師の大西くんとヘタハゲに上礁。
天気予報ほどの雨がなく、風もなく釣りやすいコンディション。
しかし、連日の雨の影響による水潮と海水温低下が気になります。

沖へマキエを打ち込んでから仕掛けを投入、意外なことにオキアミが残りました。
前情報では「小サバだらけ」とのことでしたが、降雨による海水温低下のおかげなのでしょうか?
しばらくマキエを打ち続けましたが、初夏の割には魚の数が少ない感じでした。

しばらく仕掛けを打ち返していると、小サバをはじめとした小魚が活発になりました。
そろそろ、チヌも動き始めるはず。
そう思っていると付けエサが着底した頃合いに、ようやくチヌらしき前アタリがありました。
穂先で軽くきくと同時に、ラインがスウッと走り始めます。
即座にアワセを入れると、パワフルな手応えが手元に伝わりました。
海面を割って登場したのは40cmオーバーのチヌでした。

これを契機にチヌがガンガン釣れることを期待しましたが、思うようにはアタリが続きません。
チヌの群れが小さいのでしょうか?
そこで沖から回遊してくるチヌを足止めするイメージで、マキエでのポイント作りを行うようにしました。
すると、40cm前後を主体に、チヌがぽつぽつと釣れ続けました。

私がメインに使用した付けエサは「食い渋りイエロー」で、海水や「チヌにコレだ!!」などの液体を混ぜることで極力やわらかくしました。
「食い渋りイエロー」をやわらかくした理由は、チヌの食い込みをよくするため。
ただし、エサ取りが多いタイミングではすぐに取られてしまうので、そんなときには「荒食いブラウン」を混ぜて固さを調整しました。
また、エサ取りが多いときは練りエサを親指大の大きさで付けエサにして、エサ取りのタナを強行突破させてチヌにアプローチをしました。

これからの時期はたくさんのチヌがアグレッシブにエサを拾ってくれますが、それ以上に多いエサ取りへの対応が釣果を左右します。
エサ取りにひるまずにマキエをしっかり打ち込んでチヌを集めて、エサ持ちのよい付けエサでエサ取りを中央突破し、チヌにアプローチをしましょう。
ちなみに平野さんは「ガツガツコーン」にチヌがよく反応したとのことでした。

「ガツガツコーン」で良型チヌを釣った平野さん

チヌの釣果は私が5枚、平野さんが7枚、大西くんが1枚でした。

下関の釣り友の大西くん。

7月から11月にかけての南九十九島は、一年でもっとも熱いチヌ釣りを楽しめます。
今年は足元でエサを拾う見えチヌが多く、海水温が上がればたくさんのチヌがすぐにスイッチオンしそうな雰囲気です。
暑さ対策を万全にして(身体の無理をせず)、真夏もチヌ釣りを楽しみましょう!

 使用した配合エサ&付けエサ 

平野さんのエサチョイス

 

百合野さんのエサチョイス

 仕掛け 

平野さん仕掛け

 

 

百合野さん仕掛け

 

 釣りをした人 

平野 芳幸(ひらの よしゆき)フィールドスタッフ
ホームグラウンドは長崎県の九十九島。
チヌ釣りをメインに、秋から冬は宮ノ浦や畝刈の磯にも足を運びクロも狙う。
最近は夏のチヌ釣りが好きで、夏チヌの魅力を伝えている。
長崎県在住。
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百合野 崇(ゆりの たかし)フィールドスタッフ
ホームグラウンドは山口県、長崎県、大分県のチヌ釣り場。
季節や状況に合わせて、広範囲のチヌ釣りばへ足繁く通うのがモットー。
練りエサを駆使してのチヌ釣りを得意とする。
山口県在住。
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