秋磯開幕！大型イサキ＆中型グレ〜長崎県宮ノ浦

釣行日データ

釣り人	金澤　勇斗	釣行日時	2021年9月19日
釣り場	長崎県平戸市宮ノ浦	天気	晴れ
潮	中潮	使用船	丸銀釣りセンター

まだまだ日中は暑く、秋磯シーズンとは言えない状況の中ですが、久しぶりにグレが釣りたいと、同クラブの先輩である山崎さんと釣行しました。

この日は北東の風が10mの強風で潮位も高いことから、風裏のポイントも多い長崎県平戸市の宮ノ浦を選択。
使用渡船は、丸銀釣りセンターです。

午前４時出港。
港を出ると予報通り北東～北の風が吹き荒れています。
ポイントは船長におまかせし、15分ほどで到着したのは、高島の「モトバン横」。
「モトバン」と「カブシマ」のちょうど中間に位置するポイントです。

無事に渡礁し、さっそくマキエの準備に取り掛かります。
今回はオキアミ６kgに「グレパワーV９徳用」、「アミパワーグレスペシャル」、「超遠投グレ」をチョイス。

ここ宮ノ浦はスズメダイが多いエリアであり、当日は強風の予報であることから、遠投性が高くさらに浅く広くの釣りを展開したいので拡散性の高い配合エサをチョイスしました。

「超遠投グレ」をよく練りこむと、遠投性はグッと上がります。
今回のように強い横風でも狙ったポイントへマキエが投入できるため、タフコンディション時は強い味方となります。
グレ釣りではマキエの仕上がりでその日の釣りが左右されるため、丁寧に仕上げマキエの完成。
付けエサには「くわせオキアミスーパーハード　M」・「特鮮むきエビ」を準備しました。

午前６時半、釣りを開始。
足元のマキエにはやはりスズメダイが多いのですが、今回のスズメダイはおとなしく、沖のマキエまでは出ていかないようです。

エサ取りと本命のマキエを打ち分け、まずは10m先を狙います。
一投目からラインを弾くアタリで、20cmほどのイサキをキャッチ！！
その後はコッパ尾長が毎投釣れ続きました。
海の中はまだまだ、小型グレの活性が高い模様。

浅ダナでのサイズアップは望めないと判断し、ここで狙いを少し深ダナへ。
ガン玉は打たずに比重のある「特鮮むきエビ」をつけ、仕掛けを投入。
仕掛けが馴染んだところにマキエを後打ちすると、勢いよくウキが消し込みます。
今までにない重量感！
釣りあげたのは40cmほどのイサキでした!!
本命ではないもの、強い引きを楽しめたのでヨシとします。

その後は状況が好転することもなく、12時に瀬替わり。

次に向かったポイントは、同じく高島の「長瀬」。
こちらのポイントは全体的に浅く、沈み瀬がいくつも点在します。
船着きから竿出しすると左右に沈み瀬があるため、そこを重点的に狙うとよいでしょう。

足元にマキエを打ちまずは状況を確認。
エサ取りはベラと少数のスズメダイのみで、魚の活性は高くないようです。
まずは右側の沈み瀬周りにマキエと合わせて仕掛け投入。
ここでも一投目からコッパグレがかかります。
しかもサイズダウンの15cm…。

深く入れ込むとベラといった状況で、苦戦する時間が続きますが、ここで潮が右から左の沈み瀬方向へゆっくりと動き出します。
狙いのポイントを左側の沈み瀬に変更し、マキエは潮上へ投入。
仕掛けは左の沈み瀬近くへ投入し、マキエと仕掛け投入ポイントを５メートルほどずらします。

沈み瀬から出てくるであろう良型を狙い、「特鮮むきエビ」を小さくつけ少し深く入れ込んだウキが、ゆっくり沈み始めました。
道糸を張って仕掛けが入りすぎないよう調整していると、竿先を抑え込むような当たりでついにヒット！！

根に入らないよう慎重にやり取りし難なく上がってきたのは、この日最大の35cm弱の口太グレでした。
この時期では満足サイズといったところでしょう。

その後も同パターンで30cm級のグレを数枚追加することができ、15時に納竿となりました。
今回は風裏ポイントとはいえ、風が強くコンディションは良くない状況でしたが、集魚剤のチョイスで何とか釣りが成立しました。
キープサイズのグレやイサキが釣れ、この時期の釣行としてはまずまずではないでしょうか?
今後の秋磯状況を確認しつつ、また宮ノ浦へチャレンジしたいと思います！！